2025年10月9日、米国・ハワイ島を管轄するハワイ郡の郡長Kimo Alameda 氏が本学を訪問されました。Merrick Nishimoto 副郡政管理官、国立天文台から寺田宏 准教授、進藤美和 特任専門員も同行されました。 訪問の冒頭では、常田佐久 所長との懇談が行われ、ハワイ島を取り巻く社会・経済的な情勢から、ハワイ島マウナケア山頂の望遠鏡群に至るまで、幅広い話題が交わされました。マウナケアは世界有数の天文観測サイトとして知られ、国立天文台が運用するすばる望遠鏡をはじめ、数多くの大型望遠鏡が稼働しています。 その後一行は、本学の高度技術者育成プログラムにおける学生によるキューブサット開発の現場や工作センターを視察し、さらに未来ロボット技術研究センター (fuRo) での研究成果・デモンストレーションも見学されました。 Alameda 郡長は、ハワイ島における産業の活性化や教育レベルの向上といった観点から、本学の取り組みに強い関心を示されました。本センターの諸隈智貴研究員および秋田谷洋研究員も、マウナケアの望遠鏡での観測や観測装置の試験のために現地を訪れる機会が多く、マウナケア山頂の環境は我々の研究にとって欠かすことのできない場となっています。今回の訪問は、ハワイ島と本学との結びつきをさらに強める貴重な機会となりました。 (写真は国立天文台・進藤氏提供)
