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Tomoki Morokuma

SKA天文台・浅山氏来訪

Posted on 2025-06-16 by Tomoki Morokuma

国際共同で進められている世界最大級の電波望遠鏡プロジェクト「SKA (Square Kilometre Array)」の運用母体であるSKA天文台 (SKA Observatory; SKAO) の浅山信一郎氏が訪問しました。 SKAは、オーストラリア・南アフリカに設置される多数のアンテナを電波干渉計技術により連携させ、仮想的に大きな高感度電波望遠鏡として機能させる国際プロジェクトです。宇宙再電離、銀河形成、パルサー観測による重力理論・重力波背景放射、宇宙における磁場の起源の研究などがその科学的目標に設定されています。 訪問中は、SKAにおける先端的な観測技術や、低周波電波天文学の国際的な潮流についての情報共有・議論が行われました。また、浅山氏が推進している簡易型電波望遠鏡を用いた教育実践についても意見が交わされ、研究・教育の両面にわたる情報交換の機会となりました。 本学が進める高度技術者育成プログラムの見学も実施され、惑星探査研究センターの原田研究員による案内のもと、学生や実践的な取り組みを視察いただきました(写真参照)。一連の意見交換では、電波天文学の専門的な知識を元にした議論に加えて、時には学生も交えて、教育や研究環境の将来像についても活発な質疑・議論が行われ、学内外をつなぐ貴重な交流の機会となりました。

常田所長 NASAの予算削減について語る

Posted on 2025-06-04 by Tomoki Morokuma

常田所長は、米政府によるNASA予算の削減提案について、朝日新聞のインタビューに答えました。詳しくは以下の記事をご覧ください。

みなと科学館にて一般向け講演実施

Posted on 2025-06-042025-06-04 by Tomoki Morokuma

2025年6月1日(日)、諸隈主席研究員が東京都港区立みなと科学館にて一般向け講演「超巨大ブラックホールの“食事” 〜明滅する宇宙の怪物〜」を行いました。本講演は、プラネタリウムドームにスライドを投影する形式で実施され、天文学普及プロジェクト「天プラ」代表である高梨直紘氏(東京大学)による進行・解説のもと、小学生から大人まで幅広い年齢層の来場者に宇宙の魅力を伝える機会となりました。 講演では、銀河の中心にある超巨大ブラックホールのまわりで起こっているの激しい現象について紹介するとともに、後半では、諸隈研究員が現在進めている最前線の研究内容にも触れました。講演後には多くの質問が寄せられ、参加者との活発な対話を通じて、研究の今後の展開について新たな視点を得る貴重な機会にもなりました。

文科省 常田所長に科学技術教育アドバイザーを委嘱

Posted on 2025-05-262025-06-04 by Tomoki Morokuma

写真: 文部科学省での科学技術教育アドバイザーの委嘱式。前列右から2人目が常田所長。中央は提案者の赤池誠章参議院議員、その左は赤松健文部科学大臣政務官、右端は井上科学技術・学術政策局長 (2025年5月22日)。 STEMという言葉をご存じでしょうか?STEMとは、以下の4つの分野の頭文字をとった言葉です: STEMは、これらの分野に関連する教育・研究・職業を総称する概念であり、21世紀のイノベーションや経済成長を支える基盤とされています。STEM教育は、論理的思考力、問題解決力、創造力を養うことを重視し、グローバルな競争力を持つ人材の育成を目的としています。 STEMはご存じの方も多いと負いますが、STEAMはどうでしょうか?STEAMは、STEMに「A=芸術・創造性」の要素を加えた教育アプローチで、理系と文系の融合による創造的思考力と課題解決力の育成を目指します。デザインや表現力、文化的視点を取り入れることで、より柔軟で革新的な人材を育てることが期待されています。 文部科学省は、STEAMの推進のため科学技術教育アドバイザー制度を立ち上げ、常田所長が科学技術教育アドバイザーの一人に任命されました。常田所長の科学技術教育アドバイザー就任に当たってのモチベーションは以下の通りです: また、この内容は2025年6月2日付の週刊文教ニュース(2856号)に掲載されました(下写真)。

すばる望遠鏡PFSを用いた重力波イベント追観測を実施

Posted on 2025-05-23 by Tomoki Morokuma

2025年3月28日、重力波望遠鏡ネットワーク (LIGO・Virgo・KAGRA) が重力波イベント S250328ae を検出しました (GCN 39898)。このイベントは、天球上での到来方向が約25平方度 (90%存在確率) という比較的高い精度で決定されました。重力波の波形から、ブラックホール同士の合体により放射された重力波であると考えられ、そのような合体現象が電磁波を放射するかどうか、放射する場合は起源の特定が追観測により期待される事例でした。 私たちの研究チーム (The Japanese Collaboration for Gravitational-Wave Electro-Magnetic Follow-up; J-GEM) は、すばる望遠鏡に新しく搭載された多天体分光装置 Prime Focus Spectrograph (PFS) を用いて、S250328ae の到来方向に位置する近傍の銀河や、他望遠鏡によって発見された突発天体に対する分光観測を実施しました。観測した突発天体の多くは、南米チリにある 4m望遠鏡CTIOの広視野カメラDECamを用いて研究を進める DESGW (Dark Energy Survey Gravitational Wave) チームとの共同研究により提供されたものでした。また、この観測は、2025年3月のPFSの運用開始後の最初の観測ランにおいて行われた、PFSを用いた初のToO (Target-of-Opportunity) 観測(*)となりました。…

常田所長 東京大学宇宙線研究所の国際外部評価に参加

Posted on 2025-05-212025-05-21 by Tomoki Morokuma

東京大学宇宙線研究所(ICRR)の研究活動を外部有識者が評価する「ICRR外部評価委員会」が2025年5月14日から3日間、東京大学・柏キャンパスの宇宙線研究所で開かれました。常田所長は、同委員会の委員長を務めました。詳細は、以下の東京大学宇宙線研究所の発表をご覧ください。日本語版: https://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/news/16433/英語版: https://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/en/news/16447/

朝日カルチャーセンター横浜教室にて講演

Posted on 2025-05-20 by Tomoki Morokuma

5月17日(土)、朝日カルチャーセンター横浜教室にて、諸隈研究員が「すばる望遠鏡25年の挑戦」講座の第3回を担当し、「動的宇宙の解明:すばる望遠鏡と時間軸天文学」と題して講演を行いました。 講演では、すばる望遠鏡の最大の特長の一つである主焦点広視野撮像カメラSuprime-CamおよびHyper Suprime-Camの紹介に始まり、それらを用いた時間軸天文学の研究成果として、超新星爆発やマルチメッセンジャー天文学に関する話題が紹介されました。共同利用観測が始まったばかりの新観測装置PFSや、すばる望遠鏡を用いた時間軸天文学の今後の展望についても触れられました。講演後には、対面・オンライン双方から非常に質の高い質問が多数寄せられました。

常田所長 TMT国際天文台の米国での評議会に出席

Posted on 2025-04-302025-05-07 by Tomoki Morokuma

2025年2月に引き続き、4月23-24日に米国・パサデナで TMT (Thirty Meter Telescope; 30m望遠鏡) 国際天文台の評議会が開催され、技術開発、財務、ハワイやNSF、各パートナーの状況報告が行われ、活発な審議が行われました。常田所長は、評議会の共同議長を務めました。 写真: 司会をする常田所長 参考ページ– 2025年2月のTMT国際天文台評議会のニュース– 国立天文台・TMTブログ

「現代天文学入門」開講 – 宇宙を学ぶ新たな視点を –

Posted on 2025-04-122025-04-14 by Tomoki Morokuma

本学で「現代天文学入門」(総合科学特論)という講義を開始しました。「天文学とは何か?」「宇宙とは何か?」という問いかけから出発し、天体観測の原理、恒星や銀河といった天体の性質、そして宇宙全体の構造と進化まで、天文学の基礎から最新の研究成果に至るまでを網羅的に取り上げます。宇宙に関する多様なトピックを扱い、それぞれのテーマについて平易に解説することで、天文学の全体像を把握し、宇宙への理解を深めることを目指します。天文観測とは何か、私たちはどのようにして宇宙の姿を知るのか — そうした問いにも触れながら、観測を支える望遠鏡や観測装置の仕組みや工夫についても紹介します。日常では遠く感じられる宇宙に科学的な視点から光を当てることで、学生たちの新たな発想や関心が生まれることを期待しています。 工業大学において工学を学ぶ学生に、自然科学としての天文学を学ぶ機会を提供することには、大きな意義があると考えています。ものづくりや技術開発に取り組む上でも、自然そのものへの理解や好奇心は創造性の源となり得ます。宇宙という極限の世界を科学的に捉える視点が、学生たちの視野を広げ、将来の技術的挑戦に新たな刺激・ヒントを与えてくれることを期待しています。

オーストラリア滞在 2025

Posted on 2025-03-222025-04-14 by Tomoki Morokuma

諸隈 智貴 研究打ち合わせのため、2月末からオーストラリアに来ています。パースの University of Western Australia で約10日間過ごし、3月7日からはシドニー・Marsfieldにある CSIRO (Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation) の ATNF (Australia Telescope National Facility) に滞在しています。 昨年、約3週間の滞在中にATNFのBaerbel Koribalski氏と”奇妙な電波サークル” (Odd Radio Circles; ORCs[*])に関する共同研究を開始しました。今回の滞在では、最近取得した Keck 望遠鏡 KCWI による可視光面分光データ…

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  • 2025-03-10 2024年度 すばるユーザーズミーティング 開催・参加
  • 2025-02-28 常田所長 TMT国際天文台の評議会に出席
  • 2025-02-20 北海道芦別市での小学生向け講演会
  • 2025-02-04 常田所長が「九州宇宙開発ビジネス交流会・鹿児島県宇宙ビジネス創出推進研究会」で講演
  • 2025-01-31 常田所長 AURA Solar Observatory Councilに出席
  • 2024-12-29 常田所長 ITER訪問
  • 2024-12-26 常田所長がフランス ル・ブルジェ航空宇宙博物館の科学諮問会議に出席
  • 2024-11-29 常田所長 量子科学技術研究開発機構・核融合実験装置JT-60SAを視察
  • 2024-11-15 内閣府宇宙審議官らの訪問

Header image credit: NAOJ, HSC-SSP/NAOJ

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