2025年6月11日(水)、米国・テキサス大学サンアントニオ校 (University of Texas at San Antonio) の Chris Packham 教授が本センターを訪問しました。
諸隈・秋田谷を交えた意見交換・情報共有では、赤外線・偏光観測の今後、NASAが構想を進める次世代宇宙望遠鏡 Habitable Worlds Observatory (HWO)、大学教育における講義の効率化など、多岐にわたる話題について議論が交わされました。
また、本学高度技術者教育プログラムの見学も行われ、惑星探査研究センターの原田研究員がプログラムの具体的な内容について説明を行いました(下写真)。Packham氏は、「こういった実践的な教育プログラムを、まさにテキサスでも導入したいと考えていた。素晴らしい。」と強い関心を示され、大変高く評価されました。見学や意見交換を通じては、システムエンジニアリング、ロケット、学生向け教育プログラムの構築などがキーワードとして挙がりました。
わずか半日の滞在ではありましたが、観測技術や天文学の将来像、そして次世代の人材育成に至るまで、今後の研究や教育の展開に対する新たな示唆も得られました。今回の訪問は、将来的な国際連携の可能性を見据えるうえでも、大変有意義な機会となりました。
