小惑星探査機「はやぶさ2」がフライバイを予定している小惑星 2001 CC21 による掩蔽観測を行い、そのデータに基づく詳細な形状のデータを推定することに成功しました。
本成果は、Publications of the Astronomical Society of Japan に2024年7月23日付で報告されました。
京都大学、産業医科大学、岡山大学、千葉工業大学ほかの研究者および多数のアマチュア観測者からなる共同研究グループによる成果です。天文学研究センターからは秋田谷が共同研究者として参加しています。
研究紹介記事が、惑星探査研究センター(秋田谷が併任として所属)のweb プレスリリースとして公開されました。
- 惑星探査研究センター プレスリリース 2024/8/2
- 原著論文: Arimatsu et al. (2024), PASJ, psae060 https://doi.org/10.1093/pasj/psae060
2024/8/5追記
京都大学からのプレスリリースが公開されました。新聞記事にも掲載されました。
- 京都大学プレスリリース 2024/8/2
「はやぶさ2探査予定小惑星の形状推定に成功―アマチュアの恒星掩蔽観測がはやぶさ2拡張ミッションに貢献―」 - 共同通信 2024/8/2 「はやぶさ2、目的地は細長い形状 次なる探査の小惑星、京大解析」
- 産経新聞 2024/8/2「はやぶさ2」が次に向かう小惑星、落花生に似た形 アマ天文家も解明に一役」